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FIGHTING MAN

戦争は、爺さんが決めて、おっさんが命令して、若者が死ぬ(大橋巨泉)。

NHKスペシャル『沖縄戦 全記録』

この番組は出色の出来でした。

沖縄戦がいかに悲惨だったかを、 残された膨大なデータを

コンピュータに取り込み、CGを用いて可視化することで

分かりやすく理解させることに成功しています。

 

NHKは最近積極的にビジュアライゼーションに取り組んでいますね。

 再放送が

6月17日(水)午前0時10分~午前1時10分

なので(明日の深夜ですね!)、

見ていない方は是非見て欲しいです。

www.nhk.or.jp

70年経った今も続々と見つかる物言わぬ遺骨。太平洋戦争中、地上戦としては最大の民間人犠牲者を数えた「沖縄戦」。なぜ、9万人超もの住民の命が奪われ るに至ったのかー。 NHKは、これまで明らかになっていなかった沖縄戦の全体像を、新たに発掘した軍関係の資料や戦死者の記録などに基づき専門家と分析。どこでどれだけの犠 牲が出たのか、沖縄戦の記録を詳細にデータ化し、全貌を明らかにした。そこから見えてきたのは、日米両軍の「軍事的決断」がもたらした、あまりにも重い結 果である。
日本軍は沖縄戦を、本土進攻までの“時間稼ぎ”と考えていた。しかし戦争も末期、兵力不足は深刻で、女性や子どもまでも戦場に動員。軍民が“一体”となっ た状態で持久戦を行った結果、住民の犠牲が激増していた。一方、沖縄戦を短期間で決着させようとしていたアメリカ軍。住民の犠牲を極力避ける方針を掲げて いたにもかかわらず、実際に戦闘が始まると、ゲリラ的戦いを繰り広げる日本軍に手を焼き、攻撃は無差別に。地形が変わるほどの砲弾の雨を降らせ、日本兵と 住民が混在する洞窟を焼き尽くすなど、戦いは凄惨なものになっていった。
番組では米軍が撮影した膨大な未公開フィルムと1000本にのぼる住民たちの生々しい証言テープ、「映像と音声」で沖縄戦を再構築しながら、日米の兵士たちを狂気へと追い込み、南の島を悲劇の戦場に変えた“軍民一体”の地上戦の実態に迫る。  

 

沖縄戦の話は昔沖縄に行ったときに勉強したけれど、

この番組を観て改めて本当に酷い戦いだったこと、

日本人だけではなくアメリカ兵にも大変な肉体的精神的なダメージを

与えたんだということがよく理解できました。

 

国のために進んで命を捨てるということが、

ほんの70年前には当たり前のようにあったんですね。

 

沖縄に強引に基地が建設され、

安保法案が強行採決されようとしているこの時期に、

NHKが特集を放送したことは、大変大きな意義があると思います。